Aぇ! group 福本大晴くんのオタクとして

まえがき

2020年にこのブログを始めたきっかけは、この先Aぇ! groupが無くなったとしても、数年後に何かのきっかけで知った人に対して、こんなに最高なアイドルグループがいたんだよ!ということを伝えるための資料のひとつになりたかったからだった。

そんな不穏な大志を抱いていた割には大したことも書けないし関係ないことも書くし、たくさんリンクを貼っていたISLAND TVは全部がNot Foundになってしまったし*1、ただのよくわからないオタクのブログになってしまっていたのが実際のところではあるが、とにかく最初のきっかけはそれだった。


Aぇ! groupのデビューが決まり、こんな最高のアイドルグループがいたんだよ!なんて叫ぶ必要がなくなったことを心から嬉しく思う一方、私がAぇを好きになるきっかけであり最大の理由であった福本大晴くんがいないことが、その理由も含めて、いないという事実がとてもつらくて、その気持ちをなかなかうまく飲み込めずにいる。


デビューが決まっておめでたいのに、うれしいのに、喜びよりも大晴くんがいない苦しさが勝ってしまう。そんな自分が嫌になる。まわりはみんなしあわせそうだ。ずっと応援してきた好きな人の夢が叶う瞬間が見れたのだから、そりゃそうだと思う。

私だって正門くん、末澤くん、リチャくん、小島くん、佐野くんのデビューは本当にうれしい。ずっとデビューすべき人たちだと思っていた。5人に成功してほしいし、今は前に進んでいく姿を見せることが正しいのだと思う。おめでたい空気に水を差したいわけじゃない。でも悲しいし悔しいし苦しい。それは私なんかよりずっと一緒にやってきたメンバーが一番思っているはずだ。大晴くんがいなくなってからもう3ヶ月なのか、まだ3ヶ月なのか、よく分からない。


去年の大晴くんのお誕生日に書いたブログに「お誕生日をお祝いできるのは当たり前ではない、ということを忘れちゃうくらい活躍していて嬉しい!」と書いていたけれど、本当に当たり前じゃなかったな。去年の夏頃には6人でのデビューが決まっていたそうなので、当たり前のように毎年お祝いできる未来がすぐそこまで来ていたのに。それを自分で手放してしまったのは大晴くん自身だ。


こんなに最高のアイドルグループがいたんだよということを伝えたくて始めたブログだけど、結果的に福本大晴という最高のアイドルがいたんだよ!ということを伝えるブログになってしまったことがとても悲しい。あくまで1人のオタクの個人的な解釈と感想を書いた小さなブログでしかないけれど、後から大晴くんのことを知った人に、こんなにもファンを魅了するアイドルだったんだなということが少しでも伝わればうれしいなと烏滸がましいながら今は思う。

過去の私のブログ、本当に楽しそうだし、実際ずっと楽しかった。広いインターネットの海のどこかにこんな小さなブログが1つくらいあってもバチは当たらないでしょう。


本人が悪いのに何を言っているんだと思う人もいるとは思うけれど、だからといって理由も分からないのに急に嫌いになれるわけでもない。逆に理由がわからないから好きなままでいれるのだと思う。起こしてしまったことの重大さなんて本人が一番痛いほど分かっているはずだから責める気持ちにもなれない。

事務所の問題がなければもっと早くデビューできるはずだっただろうし、もしそうだったらこんな未来は来なかったかもしれない。事務所の問題がなければ、と言ったところでどこから遡って恨めばいいのかも分からない。少年たちへ加害を続けてきたジャニー喜多川とそれを止められず長年隠蔽してきた組織の歪みが、よりにもよってジャニー喜多川と縁遠かった私の自担に降り掛かってきてしまった。事務所の問題について毎週のようにコメントを求められた時だって、自分のデビューが先に伸ばされてどうなるかも分からない中でアイドルとして満点の前向きな言葉をくれていたのに。

大晴くんは悪くないなんてことは言えない。でも詳細は何も分からないから、信じたくない自分もいる。こんな残酷な処分が適切だったのだろうかと考えても仕方のないことを考えて、頭では理解している「正しさ」と自分の気持ちのギャップに今も引き裂かれそうになる。

今までもfirebird(Aぇが結成されて一番初めのオリジナル曲)の歌詞にあるように「愛の地獄だ」と感じる場面はたくさんあったのだけど、これ以上の愛の地獄はないと今は思う。


とりあえず、大晴くんのどんなところが好きだったのかを忘れたくなくて今の気持ちを書いている。こんなにバカみたいにつらいのも、それだけ大晴くんに夢を叶えて欲しくて応援していたからだ。それはなかったことにしたくない。大晴くんがもう存在を忘れてほしい、なかったことにしてほしい、と思っていることが分かった時にはすべて消すから許して欲しい。

 

私が見ていた福本大晴というアイドルについて

ひとことで言ってしまえば、私にとって福本大晴くんは世界のプラスの感情の象徴だったのだと思う。

どれだけハードなスケジュールでも「ファンの人がいるからがんばれますよお!」と模範解答みたいなことを言って笑ってくれて、実際にいつも全力だった。大晴くんのファンになってから約4年半、そんなに長い期間じゃないし、すべてを見れたわけじゃないけれど、私が見た大晴くんは100%か120%かしかなかった。本当に信じられないくらい可愛かったし、恥ずかしくて直視できなくて笑っちゃうくらいかっこよかった。

前向きで一生懸命で頑張り屋さん*2で、張り切っているのがわかりやすくて、そんなところが可愛かった。緊張するとカタコトになっちゃうのも、メンバーに何か強めに言われた時にたじたじになっちゃうのも、感情表現が豊かで全部表情に出ちゃうのも全部ぜんぶ可愛かった。

大晴くんのキラキラしたダンスも歌も好きだった。大晴くんを見ているときにしか満たされない心があって、見るたびにそこを満たしてくれるどころか容量を超えて大好きだなー!最高だなー!って思わせてくれた。こんなに大好きで、たくさん期待しすぎてしまっているのに、大晴くんはいつもそれを超えるくらいのものを私たちに見せてくれた。


苦手なことにも向き合って努力すること、ダサくても泥臭くてもたくさん頑張ること、そしてそれが結果につながること、たくさんのひとに愛されるようになること。努力すれば結果が返ってくるし、そうやって頑張っているから周りに応援してくれる人が増える。

この世界がポジティブな方向に繋がっていくようで、いつもネガティブに考えすぎてしまう私は大晴くんに世界の明るいところをたくさん見せてもらった。ただアイドルを応援しているだけなのに、この世界の明るさを信じさせてくれる存在だった。

2019年にクイズ番組でギャグをしていたときは「このジャニーズ誰?邪魔」みたいな一般視聴者の声(それ自体は真っ当な感想だと思います)をよく見かけたけど、2023年にラヴィット!のシーズンレギュラーが終わるときは「福本くん終わっちゃうの寂しい!」みたいなラヴィット視聴者の感想がたくさんあって本当に嬉しかった。あのとき失敗を恐れずギャグをして、いろいろ試行錯誤しながら頑張ってきたから今があるんだね……みたいな壮大な気持ちさせられた印象的な出来事だった。


大晴くんがよく「太陽」や「ひまわり」と形容されるのは「大きく晴れる」という素晴らしい名前やメンバーカラーがオレンジだった影響も大きいと思うけれど、大晴くんに対して私みたいな感情を持って見ている人も多かったからじゃないかと思う。大晴くんは世界を明るくしてくれる太陽だった。ずっと近くにいた小島くんも大晴くんのことをひまわりって言っていたんだからすごくない?

もしかしたら「僕は太陽の子ども!」という守谷日和さんから伝授されたギャグを理由に大晴くんのことを太陽だと思っている人もいるかもしれない。こんな重たいブログを書いている途中でも陽気なギャグが頭によぎるから福本大晴って本当におもしろいアイドルだったなあと思う。こんなアイドルに出逢う季節二度とないよ。*3

 


つらいこともたくさんあったと思うし、いやなことを言ってくる人もたくさんいたと思う。それでも見えるところではいつも明るくて楽しそうで、ファンに寄り添って前向きな姿勢を見せてくれた。

コロナで春松竹の公演が全中止になってしまった時はめちゃくちゃ悲しそうな顔をしていたけど、同じくとても悲しかった私はそれに救われたところがあった。サマパラが中止になったときの文章もすごく丁寧で、どうしようもないけど悔しいし残念だという気持ちを素直に表現してくれたから私も前向きになれた。

 

アイドルとは一般的に「人々に元気を与える存在」だと思う。今はいろんなアイドルがいるし、どんな存在に元気をもらえるかなんて人それぞれだから理想の姿がひとつだとは思わない。それでも大晴くんを見ていると「ポジティブでいた方がいいな、元気はあった方がいいな」みたいなことを自然と思えるようになった。誰かをそんな風に思わせられるなんて、誰もが出来ることじゃない。私は大晴くんのことをすごく真っ当にまっすぐなアイドルだと思って見ていた。

バッと前に飛び出てデカい声でよく分からないギャグをやっている姿を見て「この子は何なんだ?大丈夫なのか?」と気になってしまったことが好きになる最初のきっかけだったのに、こんなに大きな感情を抱くようになるなんて思っていなかった。

 


正直に言ってしまえば他のメンバーみたいに飛び抜けたスキルがあるわけではなかったかもしれないけれど、それでも全部のお仕事に熱心でやる気があるのが伝わってきた。いつも頑張っているのが分かるから応援したくなる。「この子の成長を見たい、応援したい」と思わせることができるのもアイドルの才能のひとつだと思う。

 

他の人のファンから見たらどう見えていたか分からないけれど、グループを組むから始めたベースも、苦手だと言っていた歌も、ずっと見ていると少しずつ上達しているのがちゃんと分かった。必死に手元を見て弾いていたベースは段々弾きながら動き回れるようになって、表情も付けられるようになって。

歌だって苦手なところを誤魔化さないで丁寧に歌っていて、大晴くんの声がアクセントになってアイドルらしさが増す楽曲もあったと思っている。他のメンバーみんな歌が上手かったから助けられていた部分が大きいけれど、佐野くんが大晴くんの歌声について「甘い、アイドルっぽい」と言ってくれたのが嬉しかった。

グレショーで演出家さんの指導をどんどん吸収して成長していったことも本当に想像以上だった。大晴くんの演技がもっと見たい!なんて応援し始めた頃に思うなんて考えてもいなかったから、人って環境で本当に変わるんだな、自分で限界を決めずに挑戦して努力することが大切なのだと思わせてくれた。

 

私が応援し始めた2019年と2023年では顔つきも全然違って、見られると人は美しくなるというのは本当なんだなと思った。いつだって可愛いしかっこいいのだけど、より一層輝きが増すな、と思いながら見ているのは楽しかった。ライブの時にカラコンするのも、お肌まっしろにしてぷるぷるのリップを塗るのも気合いが伝わってきて、見た目は勿論だけどその気概が可愛くて、現場を楽しみにしているオタクとしてすごく嬉しかった。

 

大晴くんはライブのセトリや演出に関わることが増えていたけど、ファンの求めているものや自分たちの見せ方がちゃんと分かっていて、そんなところも好きだった。私は特にドリライのシャッフルメドレーのセトリが大好きで、人選の考え方に共感できた*4のが嬉しかったし、自担が見せたいものと私が見たいものが一致していたから謎の心強さがあった。先輩たちのライブDVDを見て勉強しているという話もしていたから、他担の人が大晴くんの選んだ曲や演出に対して天才!!って褒めてくれていると、また大晴くんの努力が実を結んだんだなあと自分のことのように誇らしい気持ちにもなった。

 

ライブでファンサを頑張ってるところもたくさん見てきたし、より多くのファンに応えられるように片手でポーズ作るけど反応して!ってブログに書いてたのも、男性に投げチューしても反応があんまりないんだけど恥ずかしいのかな?!投げチューいらんのかな?!ってラジオで話していたのも可愛かった。

C&Rで、僕が福本〜?って言ったら大晴大好きって言ってください!ってファンに求めて、大晴大好き〜!って言われたら嬉しそうに僕も大好き!って返してくれるところも本当にかわいい。

C&Rで思い出したけど、大晴くんがライブの煽りで「女〜!男〜!」じゃなくて「女性〜!男性〜!」って言うのも好きだったな。意外とこういう小さなところが丁寧で律儀なのも面白い人だなあって思っていた。カラッと明るくて小さなことは気にしない!心臓が強い!ワイパー!みたいなパブリックイメージは間違いではないけど、意外と気にしいで、冷静なリアリストで、いろんなことを考えている人なんだろうな〜というのがファン以外にとても伝わりづらかったのが大晴くんのオタクをしていて悔しいところだった。


生身の人間を偶像化して愛しているなんて気持ち悪いよね、と自分でも思いながらオタクしていたけど、大晴くんはみんなから可愛い!大好き!って言われるのが嬉しそうで、ファンの人は温かいって言ってくれて。みんなの愛情のポジティブなところをまっすぐ受け取ってくれるようで、それがまぶしかった。そういう仕事だというのは分かっている。「アイドル」という仕事が好きで、それを楽しそうに全うしている姿を見せてくれるところが大好きだったし、私はそこに夢を見ていた。

 


私が大晴くんの活躍するところをたくさん見れたのも、横山くん、大倉くんのサポートがあったからだ。関ジュに新しいグループを作ること、その大晴くんをグループのメンバーに選んでくれたことが第一のきっかけだし、私たちの見えないところでもたくさんサポートしてくれていたのだと思う。本当に感謝してもしきれない。

大晴くんがグループに選ばれたのはたくさんの武器*5を身につけてきた本人自身の戦略と努力の結果だと思うけれど、そうやって自分でチャンスを手繰り寄せて、周りに与えてもらった機会を次に繋げていくところを尊敬していた。


私がAぇ! groupを好きになったのは大晴くんがいたからという理由だけではなくて、正門くん、末澤くん、リチャくん、小島くん、佐野くんという才能溢れるメンバーがいて、その6人で見せてくれるものが好きだったからだ。

音楽の才能、歌唱力、ダンススキル、表現力、ユーモアセンス、華、親しみやすさ、男気、愛嬌、カリスマ性、美しさ、可愛らしさ、他にもたくさんアイドルを評価する軸はあるけれど、6人の個性はそれぞれがいろんな方向に飛び出していて、6人集まれば飛び出ている分だけ大きな円になるような、そんなグループだと思っていた。私はその絶妙なバランスが好きだったし、その中にいる大晴くんが好きだった。

 

大晴くんの周りには全力で応援してくれる先輩、一緒に夢を追いかける最強のメンバー、切磋琢磨し合うジュニアのライバルたち、慕ってくれる後輩、可愛がってくれる共演者さん、たくさん愛してくれるスタッフさんがいた。こんなに恵まれた環境はそうないと思う。だからこそこうなってしまったのが本当に悲しいし、胸が潰されそうになる。多分この気持ちは一生消えない。

 

 

それでも大晴くんを応援できた時間が楽しくてしあわせだったことは本当のことだ。たくさんのしあわせをくれてありがとう。世界は明るいのだと信じさせてくれてありがとう。

そう思わせてくれるから大晴くんはすごいアイドルです。すごいアイドルでした。待って自分で書いたのにめっちゃつらい涙出てきた。「盲目お花畑オタク」というのは悪口としてよく言われるし、私も必ずしも良いものだとは思わないけれど、そのアイドルはファンをそれだけ信じさせる強い力を持っているということでもあると思う。

 

「アイドルは衣食住みたいに生活に必要不可欠なもではないかもしれないけど、好きでいてくれるからには良い影響を与えられる存在になりたい」というようなことを大晴くんは話していたけど、私にとってはそんな存在そのものだったし、衣食住と同じくらい生活に必要なものになっていた。

 

いつもこちらがもらってばかりで、私が大晴くんのために出来たことなんて何も無かったな。これから先もし何か出来ることがあるなら今までもらった分くらいはお返しさせてほしいよ。こちらにできることなんてもう何もないとしても、どうかご飯食べて元気でいてほしい。*6

私は大晴くんを通して世界の明るさを信じてしまっていたから、今の世界はとても暗くて苦しいのですが、これからそれをどうするかは私の問題です。

 

 

あとがき

大晴くんの好きなところ、かわいいところ、愛おしいところ、かっこいいところ、すごいところ、たくさんありすぎて、結局漠然としたことしか書けなくて情けない。このコンビのこういうところが好き!みたいな話もたくさんあるのに、このブログの中ではまとめられなかった。元気があったら改めてメモ程度に書きたいとは思っているけど、私以外にもブログを残してる人はたくさんいるし、X(Twitter)ではリアルタイムで見てきた人の記録がたくさん残っているからそちらを見てください。インスタやTikTokにはもっと可愛い大晴くんのオタクの投稿が見れるはず。結局他力本願でごめん!

 

5人のAぇ! groupを好きになって後から大晴くんのことを知り、こんなブログに辿り着いて、ここまで読んでくれる人がいるのかは分からないけど、大晴くんがたくさん愛されていたアイドルだったんだよということが少しでも伝わっていればうれしい。

私が書く必要もないほど当たり前のことだとは思うけれど、インターネットの中では過激な言葉ばかりが目立ってしまうし、大好きなんてことはどれだけ書いたって良いよね?

本当はこんな恥ずかしいこと一生書くつもりなくて、自分の中だけで抱えておくつもりだったのだけど、なかったことになってしまうくらいなら残しておきたいなと思って書きました。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。こんな長い文章で疲れたでしょう。せっかく読んでくれたお礼に縁起物(れんこん)の動画を置いておくので良かったら見てね。

youtu.be

 

余談すぎるけど、このブログの名前が「うろこ雲の隙間から」なのはSUPER EIGHTの楽曲「イエローパンジーストリート」の中の「うろこ雲の隙間から射す光が妙に嬉しくて立ち止まったよ」から引用しています。

オタクのはてブロの名前は好きな曲の歌詞から引用するのだと先輩に教えられたのでそれに倣ったのと、大晴くんは太陽だからそれにちょっとだけ関係するような名前にしたかったのです。イエローパンジーストリート、名曲だよね。サブスクで聴けるようになったのでこういうときに便利!

イエローパンジーストリート

イエローパンジーストリート

  • SUPER EIGHT
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com



*1:ISLAND TVの使い方が素晴らしいということを書いたのに全部Not Foundになったこのブログを見てよ→Aぇのオハコが素晴らしすぎる

*2:自分で頑張り屋さんって言ってるの超かわいくないですか?実際に誰が見ても頑張り屋さんだし。

*3:

Love so sweet

Love so sweet

  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

*4:末澤くんは歌も良いけどやっぱりダンスを見たい人がいるだろうからがっつり踊るGrandeur(Snow Man)、逆にリチャくんはダンスのイメージが強いけど歌も上手いから歌を聞かせるムーンライト(WEST.)、かわいい晶哉が好きな人っていう人もたくさんいるだろうからネガティブファイター(Hey! Say! JUMP)という人選がすごく好きだった。

特にネガティブファイターでメインだった晶哉・風雅・太郎ついて、背が高めでクールな感じの人がかわいい曲をやる時が1番かわいい!という大晴くんの狙いがあったそうで、めちゃくちゃ分かる〜〜!!と思った。ネガティブファイターという選曲も良いし最高だった。

大晴くん本人はGrandeur希望だったけどスタッフさんに「関ジュの顔面偏差値の高さを知らしめろ」と言われて大美としてCANDY MY LOVE(キャンジャニ∞)を披露して爆歓声を浴びていた。みんなの女装も可愛かったし、ガチガチに気合い入った大美ちゃんに会えて本当に嬉しかった!けどGrandeurも見たかった…!!と思っていたらショートバージョンとはいえ次のAぇのライブのセトリに入っていて本当に最高の気持ちになった。脚注でめっちゃ喋ってごめん

*5:パフォーマンスはもちろん、目立つためにギャグをしたり、重岡くんのアイドルとしての姿を見て憧れて身体を鍛えたり、国公立大学に入学するために勉強を頑張って結果を出したり

*6:グレショー第16公演「鬱憤(幻灯劇場)」の台詞より引用。誰かの幸せを願うときって結局「ご飯食べて元気でいてほしい」がまず出てくるね

【祝】お誕生日

2023年10月16日、福本大晴くん24歳のお誕生日おめでとうございます!

 

去年どんなこと書いていたっけな〜と自分のブログを読み返したら「お祝いできることは当たり前ではないから、今年もお祝いできてうれしい」と書いていて、最近はそれを忘れがちだったなあと気付かされた。

だってついこの間まで主要キャストを務めるドラマも放送していて、地方局と期間限定も含めて多い時は週3〜4回朝の番組に出ていて、大阪の夜のラジオの帯番組のうちの1日を担当していて、グループでは数え切れないくらいの雑誌で表紙を飾っている。毎日追いきれないくらい新しい情報が飛び込んできて「いつ見れなくなっちゃうか分からない」なんて感じる暇もなかった。

 

お仕事まとめについては前のブログで触れたので詳細は割愛するけど、23歳は大晴くんにとってまさに夢を叶える年*1になったんじゃないかなあと思います。

個人では二期連続のドラマ出演、ラヴィットのシーズンレギュラー、グループではグレショー舞台ツアーに全国ツアーに初フェス出演!ずっと現場続きだったし、雑誌の掲載も表紙もたくさんで、申し訳ないけど本当に追いきれてないくらいだった!嬉しい悲鳴をずっと上げてた(笑)

忙しいほど生き生きするってインタビューで話していたけど、最近は特にいつ見ても楽しそうにお仕事してるな〜って思いながら見ていました。ただのファンだから本当のところは分からないけど、ただのファンにそう思わせてくれるから大晴くんはすごいアイドルだと思う。しかも可愛いし、かっこいい!
可愛い!かっこいい!大好き!って言われたいっていうのが前面に出ているのが可愛いし、そう言われるためにたくさん努力しているのが伝わるからかっこいい。大晴くんはすごいアイドルです。

そう言えばわたしは大晴くんのことをパンケーキとかロココとか言っていたし、とにかく「カワイイ」存在として認識していたんだけど、BARFOUT!とNYLONと全ツ連番したお姉さん*2のおかげで大晴くんってかっこいいね?!と気が付きました。ファン4年目で気付くの遅すぎてウケるね。

あと最近は「大晴くんって立派なアイドルだなあ」としみじみ思うことが増えました。具体的にこういうところが…言うのは難しいんだけど、事務所の件でコメントを求められた時も所属するタレントとして精一杯真摯なコメントをしていたと思うし、うまく言えないけど、たくさんのお仕事を経験して自信がついたのかな〜と個人的になんとなく思っています。前よりも良い意味で力んでないというか、素直でかわいいところがより前面に出るようになったような?結成当初のつらかった話も今年に入ってくらいからかな(違ったらごめんなさい)ちらほら雑誌などで見るようになって、気持ち的に乗り越えて話せるようになったのかなあなんて思ったりしています。知らないけどね。

全ツでオタクに可愛い可愛い言われて嬉しそうな大晴くんを見るのが大好きだったな。たくさん愛を受けて輝きを増す姿はスーパーキラキラアイドルそのものだなって思います。9/18号のAERAのインタビューで、新しいことに挑戦するときも不安になりすぎないのはファンの人は絶対見てくれるって信じてるからって言ってくれていたのも嬉しかった。下のリンクから記事全文読めます。

キラキラのアイドルもバンドもコメンテーターもバラエティも演技も全部やりたい!やりたがりなんで……*3の大晴くんが好きだから、ファンの存在が少しでも安心材料になっているなら嬉しい。「不安にならないのは」ではなくて「不安になりすぎないのは」って言い回しも絶妙で、本当にそう思ってくれてるのかもな〜と思えるから好きでした。今日更新のブログで飽きさせないように色々頑張るって書いてくれているけど、そう簡単には飽きないので安心してほしい。*4

 

大晴くんは2022年あけおめ狼煙の大阪公演最終日の代表挨拶のときに、入所してからの11年を振り返って、出会いと別れもいっぱいあったし、悔しい思いをしたこともあったけど関西ジュニアで良かったという話をしている。
わたしはAぇ結成後からのファンだから悔しい思いをしている時の大晴くんを知らないし、その時のことはどうやっても分からないけど、だからこそ今この瞬間から広がっていく景色は一緒に見ていきたいな、と一面オレンジのペンライトの景色を見ながら思ったのです。そこから2022年、2023年と大躍進する姿を見せてもらって、きっと2024年はもっと大きく羽ばたく1年になるのでしょう!(言霊たのむ)(マジで頼む)

 

大晴くんを見ていると、度胸と愛嬌と体力と知性がある人は強いなって思います。1つあっても武器だけど、大晴くんはたくさん持っているから最強です。それに胡座をかかず努力し続けるからすごいし、そうして繋げてきたものが結果になった23歳だったんじゃないかな〜と思っています。努力が実るところを見させてもらえるのって本当にうれしい。

いつも明るく元気で、素直で、とびきりかわいくて、楽しいエンタメを届けてくれてありがとう!健康第一で美味しいものをたくさん食べて、美しいものをたくさん見て、すべての運を味方につけて、たくさんの人の愛に囲まれて過ごしてほしい。そんな1年になりますように!

23歳は叶える年になったね!なんて言ったけど、まだまだ叶えてほしい夢はたくさんあるので、24歳もこれからもよろしくお願いいたします。大晴くんお誕生日おめでとうございました!

f:id:aopportunity:20231016215913j:image

今年は大躍進!ということでケーキを2つも食べてしまいました

 

おわりに

2023年10月16日をもって「ジャニーズ事務所」はなくなるそうです。ジャニー喜多川の行った加害とそれを生前に糾弾できなかったことは決して許されることではないと強く思う気持ちと、「ジャニーさん」の作り出したエンターテイメントが好きな気持ちがどちらもあって、今も整理がついていない。社会に対して思うこともたくさんある。
タレントのマネジメントは新会社に移るようですが、契約がどうなるのか、別の会社へ移るタレントが多いのか、わたしたちが好きだった「ジャニーズ」の雰囲気はどうなるのか、何もわからない。
新しい会社はタレントたちが理不尽な暴力に晒されることなく、個性を伸ばし、努力し、素晴らしいエンターテイメントが生み出される場所になることを切に願っています。

*1:2022年11月30日放送の大晴くんお誕生日回ヤンタンで言っていた23歳の抱負

*2:担当じゃないけど大晴くんの顔が好きで〜と言われたので可愛い系の顔が好きなんですね!と返したら大晴くんはかっこいいですよ、と言っていたお姉さん

*3: (3ページ目)関西ジャニーズJr.・福本大晴が国公立大を突破した受験勉強法「英語は質よりも回数」 | AERA dot. (アエラドット)  より引用

*4:「キモオタでごめん」と同義

【仕事まとめ】23歳、1億点!

もうすぐ大晴くんお誕生日だなーと思ったときに、23歳の大晴くん大躍進だったよな?!と思ったので、お仕事をまとめてみました。誕生日前までに更新したかったけど、書ききれなかったのでひとまずここで…(期間は2022年10月から2023年10月15日まで)

 

 

★・・・グループ
◇・・・個人

 

テレビ

継続レギュラー
★毎週土曜 ABCテレビ「THE GREATEST SHOW-NEN」
★毎週土曜 読売テレビ「関西ジャニ博」*1
◇毎週月曜 ABCテレビおはよう朝日です
◇毎週土曜 読売テレビ 「あさパラS」*2

新規レギュラー・ドラマ
◇7月〜9月水曜日シーズンレギュラー TBS系「ラヴィット!」
◇4/6(木)~放送開始 テレビ東京系ドラマホリック!「ゲキカラドウ2」鴨下晃役
◇7/25(火)~放送開始*3 TBS系ドラマストリーム「埼玉のホスト」岩槻キセキ役

 

2022年10月
◇10/2(日) 中京テレビ「いいね!偉人のサムネイル」
◇10/16(日) 中京テレビ「いいね!偉人のサムネイル」
◇10/26(水) TBS系 「ラヴィット!」

 

2022年11月
◇11/2(水) TBS系 「ラヴィット!」オフロシュラン(リチャくん・大晴くん)
◇11/14(月) テレビ朝日系「Qさま!!3時間SP」

 

2022年12月
◇12/7(水) TBS系 「ラヴィット!」オフロシュラン(リチャくん・大晴くん)

 

2023年1月
◇1/11(水) 毎日放送水野真紀の魔法のレストラン」(大晴くん・佐野くん)
◇1/23(月) テレビ朝日系「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!

 

2023年2月
◇2/8(水) 毎日放送水野真紀の魔法のレストラン
◇2/15(水) TBS系「ラヴィット!」オフロシュラン(リチャくん・大晴くん)
◇2/15(水) TBS系「東大王」
◇2/27(月) テレビ朝日系「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!

 

2023年3月
◇3/29(水) テレビ朝日系「謎解き!伝説のミステリー 3 時間SP」VTR出演 
◇3/30(木) テレビ東京「占いなんて信じない」(正門くん ・大晴くん)

 

2023年4月
◇4/25(火) フジテレビ系「今夜はナゾトレ」

 

2023年5月
◇5/3(水・祝) TBS系「ラヴィット!」USJロケVTR出演(リチャくん・大晴くん)
◇5/10(水) TBS系「ラヴィット!」USJロケVTR出演(リチャくん・大晴くん)
◇5/11(木) テレビ東京系「タクシー運転手さん 一番うまい店に連れてって!」

 

2023年6月
◇6/7(水) TBS系「ラヴィット!」オフロシュランVTR出演(リチャくん・大晴くん)
◇6/16(金) 読売テレビ大阪ほんわかテレビ」(末澤くん・大晴くん)
★6/17(土) 読売テレビ「カミオト -上方音祭-2023」SPサポーター (Lil かんさい・Boys be・AmBitious出演)

 

2023年7月
★7/5(水) TBS「よるのブランチ」
★7/31(月) フジテレビ系「ネプリーグ」

 

2023年8月
◇8/1(火) TBS系「THE神業チャレンジ」*4
◇8/16(水) TBS系「東大王」
★8/26(土)-8/27(日) 読売テレビ24時間テレビ46『愛は地球を救う』」ytvスペシャルサポーター

 

2023年9月
◇9/16(土) フジテレビ「超絶限界~ソコまで見せる!?大百科~」
◇9/23(土・祝) TBS系「炎の体育会TV 2023秋SP」

 

2023年10月
◇10/11(水) TBS系「ラヴィット!」オフロシュランVTR出演(リチャくん・大晴くん)
◇10/13(金) 日本テレビ系「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」

 

ラジオ

★毎週水曜 MBSラジオ「Aぇ! groupのヤングタウン*5

2022年
◇12/11(日) FM大阪FM大阪 SUNDAY SPECIAL 関バリ! ~Aぇ! group からちょっと早いクリスマスプレゼントだよスペシャ ル~」(いつもの関バリ組+ゲスト大晴くん)

2023年
◇1/14(土) NHKラジオ「らじらー!サタデー」(大晴くん・佐野くん)
◇9/2(土) NHKラジオ「らじらー!サタデー」

 

Web

★毎週火曜更新 YouTube
★Jr.公式SNS開設
5/27に公式X(Twitter)、6/29に公式TikTok、8/19に公式Instagramが開設されたのでSNSで見れる機会が増えた。Xのオフショットがいつも凝ってて可愛い。

 

CM

HEP FIVE BARGAIN イメージキャラクター
https://osaka.style/news/29997/
12/14(木)〜1/31(火)冬のセール期間。館内放送、巨大パネル設置、ゴンドラ内にAぇ仕様に特別装飾されたコラボ観覧車など。

★「whews」ブランドアンバサダー
https://www.beautopia.jp/107576/
12/15(金)〜終了。2023年3月には梅田と渋谷に全面広告が掲出。

★「キッチン泡ハイター」
4/27(木)〜終了。公式サイトにてWEB CM。6人ずつのバージョンと2人ずつ(リチャ末、ドーキーズ、こじまさや)のショートバージョンがあった。8/19-20でタワレコ新宿店にて「キッチン泡ハイターめっちゃAぇやん展」が開催され、CM撮影時の衣装や小道具やパネル等が展示された。

★FILA ブランドアンバサダー(23AWシーズン)
https://www.fila.jp/include_html/contents/feature/23ss_agroup/
7/12(金)のアンバサダー就任発表以降プレスリリースなし*6

 

雑誌 

※追いきれてないので個人掲載のみです・・・

◇3/15(水) マガジンハウス「anan No.2340」(大晴くん・佐野くん)

3/28(火) 朝日新聞出版「週刊朝日 4月7日号」個人表紙(Aッ!!!!!!と驚き表紙祭り*7 )

3/28(火) 毎日新聞社サンデー毎日 2023年4月9日号」個人表紙

4/11(火) アップマガジン「up PLUS 2023年5月号増刊」(小島くん・大晴くん表紙)

◇4/12(水) 宝島社「mini 2023年5月号」個人掲載

◇5/19(金) ブラウンズブックス「BARFOUT! vol.333」個人掲載

◇7/28(金) カエルム「NYLON JAPAN 9月号」個人掲載(全12ページ特集)

◇8/18(金) ブラウンズブックス「BARFOUT! vol.336」個人掲載

◇9/11(月) 朝日新聞出版「AERA 2023年9月18日号」個人掲載

◇9/6(水) マガジンハウス「anan No.2363」(リチャくん・大晴くん)

◇9/15(金) リットーミュージック「リズム&ドラム・マガジン 2023年10月号」(大晴くん・佐野くん)

◇10/11(水) マガジンハウス「anan No.2368」(小島くん・大晴くん)

 

ステージ

★10/23(日) 大阪城夢祭「大名行列パレード/関西ジャニ ーズJr. DREAM LIVE 2022」

★12/9(金)-2/2(木)「ガチでネバーエンディングなストーリぃ!」大阪・東京・広島・愛知 全41公演

★12/31(土)「ジャニーズカウントダウン 2022-2023」※テレビ放送でJr.コーナー放送

★3/15(水)-6/4(日)「Aッ!!!!!!と驚き全国 ツアー2023」全12都市44公演

◇3/23(木)「もしも塾」東京公演(東京グローブ座)2公演*8

★7/16(日)-7/17(月・祝)「わっしょいCAMP!」 大阪公演(京セラドーム)2公演

★8/19(土)-8/20(日)「わっしょいCAMP!」 東京公演(東京ドーム)2公演

★10/11(月・祝)「イナズマロック フェス2023」

 

あとがき

絶対もっとあるんだけど、まとめきれなかった。23歳の大晴くん、どう考えても1億点!*9 いつも楽しいエンタメを届けてくれて、本当にありがとう!

*1:10/21放送回より「Aぇゐこ」に番組名変更

*2:小島くん・佐野くん・AmBitious小柴くんで隔週ずつ出演

*3:Netflixで先行配信あり

*4:DDRで神業達成!100万円獲得

*5:Aぇ! groupから2人が出演

*6:ジャニー喜多川の性加害問題を受けて多くのスポンサーが降りたのでキッチン泡ハイターはWEB CMが公開終了。FILAも企業からの公式声明は出ていないけど多分立ち消えになった

*7:Aぇ! groupが週替わりで6週連続ソロ表紙を務めた。佐野くん4/14号、小島くん4/21号、リチャくん4/28号、正門くん5/5-12号、末澤くん5/19号

*8:出演:村上CEO・二階堂くん・作間くん・琳寧くん・小島くん・大晴くん・小柴くん

*9:グレショーで2023年上半期を振り返って何点?の質問に大晴くん本人が1億点!と振り返っていたので引用。

【埼玉のホスト】愛しさと 切なさと トンチキさ

Aぇ! group 福本大晴くんの出演ドラマ『埼玉のホスト*1』がついに今日深夜の放送で終わってしまう!寂しすぎる!というブログです。

 

私は大晴くんのファンなので、ドラマに出るというお知らせを知ったときは本当に嬉しかった。ゲキカラドウ2に続き2期連続のドラマ出演!演技仕事のイメージはなかったけどグレショー*2での経験が買われてキャスティングされたのかな?と想像して、今まで頑張って取り組んできた仕事が新しい仕事に繋がるところを見れるなんてとても嬉しいな〜と思っていた。(実際はラヴィットのオフロシュランのロケを見てのキャスティングらしい。どういうこと????)

 

そんなドラマ決定のお知らせの段階で発表されていた情報は「植物としか喋れない奥手な農家の息子がスカウトされてホストになる役」とのことで、植物としか話せないって何?????と混乱したことも懐かしい。物語はラブストーリー&青春コメディで、大晴くん演じる岩槻キセキくんはかわいい役柄らしい。

「かわいい役柄なんだ!ホスト役だからかっこいいシーンとかもあるのかな!大晴くんにぴったりだなー!」とめちゃくちゃ楽しみに思う一方、当たり前にホストという職業に良いイメージはないので、「言ってしまえばホストの成長=女の子からの搾取じゃん?それなのに青春ラブコメ……??」みたいな疑念も正直あった。ドラマにマジレスするなという話ではあるが、明日カノ*3みたいな漫画も流行っている中、たくさん売上を立てる立派なホスト(=女の子をうまく搾取する存在)に成長して経営危機のホストクラブ・エーイチを救うことはポジティブに応援できるものなのか…?と放送が始まる前は思っていた。

 

第一話放送後の感想:ポジティブに応援できました

 

まず、エーイチが一般的に想像するホストクラブではなかった。繁華街にあるわけでもないし、店内の照明も明るい。イメージとしては地元の人しか来ないスナックのようなお店だと思う。舞台である埼玉県鴻巣市名産の雛人形が七段で立派に飾られているし、お店の中はボーイの大鉄さんが作る糠漬けの匂いがするらしい。

エーイチのメインの客層は一般的なホストクラブのメイン客層であろう20代の若い女の子たち……ではなく地元のマダムたち。ホストに生活のすべてを捧げる姫*4というより、生活の中のちょっとした楽しみとして来店しているお客さんが多い印象を受ける。そもそもこのドラマは全体的に接客の場面が多くないし、姫がフォーカスされることはほとんどない。

そう、これは主人公のコンサル荒牧ゆりかがホストクラブを立て直すホスト達の成長お仕事物語ではなく、ホストクラブを舞台にした青年たちのトンチキ青春群像劇なのです!!「ラブストーリー&青春コメディ」に嘘はなかったのです!!

 

話が飛ぶけど、私は木更津キャッツアイが大好きなんですよ。野球狂の詩*5に毎日なんとなく集まってビール飲んでウダウダして……というキャッツアイのメンバー達と、エーイチに集まる彼らのことが少しだけ重なるような気がした。エーイチのみんなは働きに来てるから違うんだけど(笑)

でも、この辺りに金塊が埋まっているとの噂を聞いて店の横の空き地を掘り起こしたり、急にハリウッド映画のオファーがきてオーディションを受けることになったり、そうはならんだろw みたいなことがたくさん起こるトンチキな感じも少し似ているような…?と思っていたら協力プロデューサーの役職に木更津キャッツアイのプロデューサー磯山晶さんのお名前があった。木更津キャッツアイが好きな人は埼玉のホストも好きな雰囲気だと思うので、ぜひ見てほしい。ネトフリで見れます。

 

愛おしいキャラクターたち

これはもう自担贔屓だけど、大晴くん演じる岩槻キセキくんが本当にかわいい。植物としか話せない、人の目を見れないという設定だから序盤はずっとオドオド上目遣いで周りを窺って地面に足がちゃんとついてないし、その不安を和らげるために人参の葉っぱを握りしめている。設定盛りすぎじゃない??萌えキャラ??

そんなキセキくんが次第にエーイチに馴染んで、ちょっとぎこちなくみんなとふざけたりしているところを見ると「初めて仲間が出来てよかったね…!」という親のような気持ちになってしまう。ホストになって性格がガラッと変わってしまうのかと思いきや、今までと変わらず植物を気にかけて鉢植えのお世話をしたり、リラックス効果のあるフランキンセンスのお香の説明をしてくれたりするので、そこは変わってないんだな〜とほっこりする。

制作発表で主演の山本千尋さんから「キセキ役の福本大晴くんはこの夏一番のヒロイン」*6と絶賛されていたそうなんだけど、ピュアでまっすぐで可愛くて、本当にこの夏一番のヒロインでした。

キセキくんとゆりかさんの淡い胸キュンシーンも良かった。言ってしまえばただ「目が合う」だけのシーンをあんなに丁寧に、ときめきと共に描写してくれるのタマホしかないよ。。

 

もちろん魅力的なキャラクターはキセキだけじゃなくて、エーイチのみんなもそれぞれコンプレックスや上手くいかないもどかしさを抱えていることが分かるから愛おしくなる。

私は特にコバトさんが、下戸のゆりかさんのテキーラジャスミン茶をすり替える場面(3話)が大好き。あの短い場面でコバトさんは飲めない人に無理にお酒を飲ませたくないんだろうということが想像できるし、4話ではエーイチが枕営業を禁止していることも分かる。きっとコバトさんは無理にお酒を飲ませたり、売上のために手段を選ばないようなことはしたくなくて、エーイチをそういうお店にしたかったのかな?それがエーイチの経営難の原因のひとつなのかな?と想像するとエーイチのことを守りたくなってくる。勿論ドラマ内でそこまでの描写はなく、私の妄想なのだけれど、そういうコバトさんの背景まで想像させてくれる木村了さんがすごい。あとジャスミン茶とテキーラがすり替えられていることに気付かずベロベロに酔っ払うゆりかさんが可愛すぎる。

マモルの冷静なツッコミは深夜ドラマっぽくて好きだったし、祥太郎のバカすぎる明るさも、センの冷めてるようで意外と熱いところもみんな愛おしいよ。大鉄さんがエーイチを大切に思う気持ちは分かる、分かるよ…!と思いながら見てしまう。夜道で突然ムーンウォークを始めたり、みんなで線香花火したり、他にもエーイチの雰囲気が好きだな〜と思う場面がたくさんある。

それが今日の放送で終わっちゃうのかと思うと本当に寂しい!でもキセキくんもホスト続けるみたいだし、エーイチはまだまだ続くみたいだから、クリスマスとか正月とかバレンタインとか雛祭りとかホワイトデーとか、ホストクラブらしくイベント打てばいいじゃんね???また会えるよね????

 

 

今日が最終話の放送と言いつつ、実はもうNetflixの先行配信で最終話まで見てしまってるんだけど、最終話もすごく良かったです。キセキがエーイチのみんなと出会って、ホストとしてではなく人として成長したんだなあと伝わる最終話だった。最後の場面のリハーサルで泣くシーンじゃないのに泣いてしまった大晴くんと山本さんのエピソード*7は本当に愛おしい。。

大晴くんのファンとして、自担の出ているドラマのことこんなに好きになれて嬉しいな。自分の好きなアイドルが出ている作品が自分の好みに合うのって奇跡だね?

埼玉のホスト、ありがとうございました!またどこかで会えますように!

 

 

書き切れなかった好きポイント

・年齢近い共演者が多いこともあってキャストみんな仲良し

SNSがありがたすぎる(tiktokでは大晴くんの可愛くてごめん、焼酎タワーのコール、大晴くんが振付した主題歌のダンス動画などが観れる。インスタとツイッターはそれぞれちょっと違うオフショットをたくさん載せてくれている。)

vt.tiktok.com

 

メモ

ヤンタンスタッフも埼玉のホストに夢中。スタッフさん達で結末どうなるか話し合ったりしているらしい。(2023年8月30日放送より)

 

インタビュー記事などthetv.jp

thetv.jp

thetv.jp

www.oricon.co.jp

補足:大晴くんが作ったものと思わしきTシャツが写っている木村了さんのインスタ。イラストかわいい!

 
 
 
 
 
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screenonline.jp

 

良い現場だったんだなということが伝わってくる内容の濃い良いインタビュー記事ばかり。大晴くんはドラマで描かれないキセキの家族構成や学歴などの裏設定を細かく考えたり(考えた裏設定は製作陣が考えていたものとほとんど同じだったとのこと!)、臨機応変に対応できるよう演技プランを2パターン用意するようにしていたらしい。ゲキカラドウ2のときに桐山くんが自分の演技プランに合わせてくれてかっこよかった!というお話をしていたから、それに影響を受けて2パターン用意することを目標にしていたのかな〜なんて思った。演じる役柄について細かい裏設定まで考えるのもグレショーで学んだことだと思うので、過去の経験からたくさん学んで吸収してもっと成長していく姿を見せてくれる大晴くんはすごい。あと、学校であったことを親に報告する子供みたいにドラマの現場であったことをAぇのメンバーにたくさん話していたっていうエピソードは可愛すぎてほっこりする。

 

あとがき

・ゲンジについての言及が何もなくてすみません。。ゆりかさんとのデートシーンは本当に微笑ましかったんだけど、そのピュアさも怖かった。。

・埼玉つながりで大晴くん西武ライオンズの始球式やらないかなーとちょっと期待してたけど無かった!ちなみに鴻巣には西武線が走っていないらしい。埼玉は広いですね。私はライナちゃん(西武のマスコットキャラクター。めちゃめちゃかわいい。)と大晴くんが並んでいるところが見たかったのです!

*1:2023年7月〜9月期に放送されているTBS「ドラマストリーム枠」の深夜ドラマ。地上波放送の前にNetflixで先行配信あり。 

https://www.tbs.co.jp/saitamanohost_tbs/

*2:Aぇ! groupが劇団とコラボして舞台に取り組む演劇番組

*3:『明日、私は誰かのカノジョ』ホス狂いの女の子が登場するオムニバス形式の漫画。ホストのために自分を犠牲にする女の子ゆあてゃが人気を博している

*4:ホストクラブではお客さんのことを姫と呼ぶらしい

*5:主人公ぶっさんのツレであるマスターが経営しているお店

*6:https://www.oricon.co.jp/news/2287391/full/

*7:https://thetv.jp/news/detail/1157803/

ゆっきゅんがジャニーズWESTに楽曲提供をしたので自分の人生を振り返った

 

 

ゆっきゅんがジャニーズWESTに楽曲提供(作詞)をした。20thシングル「しあわせの花」初回限定版Aのカップリング曲で、ツイートにもある通り製作陣からのご指名があったらしい。タイトルは「恋は負け認めなきゃ勝てない」。

先にお伝えしておくと私はゆっきゅんのファンでもジャニーズWESTのファンでもない。ただ、なんドリ5*1の更新を楽しみにしながら気付けば過去回を4周くらい聞いていたし、金曜の夜はY2K新書*2を聞いてたくさん笑わせてもらっている。私は今ジャニーズWESTの直属後輩グループであるAぇ! groupを応援していることもあるし、番組が面白いのでリア突もイキスギさん*3TVerでお気に入り登録をして毎週見ている。友達のお姉さんが濱田くんのファンなのでコンサートに連れて行ってもらったこともあるし、セラヴィ*4のマルチアングルは今からでもいいから出してほしいと思っている。

ファンではないけど、名前は知ってるよ〜くらいの人よりは自主的に活動を追っていて親しみを持っている状態ってなんて言えば良いんだろう。リスナー?茶の間?とにかく私はゆっきゅんに対してもジャニーズWESTに対してもそんな感じの人間で、べつに推しと推しのコラボでもないのになんでブログまで書いてるの?って感じではあるのだけど、個人的に感慨深いものがあったので書いている。タイトルの通り自分の人生を振り返ってしまったので信じられないくらい長い。

 

子供時代:ジャニーズへのコンプレックス

私がジャニーズにハマったのは大学生だった2016年の冬で、実はそれまではジャニーズのことが苦手だった。

いま思えば「ジャニーズが苦手」という認識の中には「小中学生のとき学校の中心にいる苦手なクラスメイトが熱烈なジャニオタで、その子の影響で周りの友達がみんなジャニーズのことを話しているのが嫌だった」とか同居する祖母に「女の子なんだから◯◯しちゃダメ!」「女の子なんだから◯◯しなさい!」と言われすぎて「女の子らしいもの、女の子が好きそうなもの」すべてに対して嫌悪感があったとか、そういう複合的な事情も含まれていたと思う。

元々の極端な性格も相まって、黒っぽい服しか着ない、スカートは履かない、ピンクのものは選ばない、ジャニーズのタレントがテレビに出ていたらなんとなくチャンネルを変えるということまでしていた。今振り返るとなんて偏屈で頑固な子供なんだろうか。それでもごくせんや花より男子など見ているドラマもあったけど、学校で「◯◯ちゃんはそういうの見ないよね笑」的なことを言われたから見ていることを言えなかった。

学校に馴染めず、友達がいなくてつらかった記憶の中心には、小学生の頃から熱烈なジャニオタだった苦手なクラスメイトがいる。だからジャニーズも苦手だった。こじつけすぎてごめんなさいという感じなのだけれど。

 

そんな偏屈すぎる子供時代に私が何を好きになったかといえばロックバンドと少年漫画だった。私が小中学生だった頃はAKB48がものすごい勢いを持っている時代で、テレビでもスーパーの有線でも48グループの楽曲が流れ、クラスメイトはみんなジャニーズかAKBか少女時代かKARAが好きだった。アイドルに興味ない人は週刊少年ジャンプなどの少年漫画やアニメ、ボカロなどの二次元コンテンツが好きだった気がする。私は少年漫画は好きで読んでいたけどアニメはあまり見ず、腐女子の扉を開けることもなかったから「秘めごとを共有する仲間」みたいなコミュニティには入れなかった。

学校って居心地悪いな〜〜〜みたいな生活を送る中で、私はたまたまテレビで見たロックバンドの楽曲に胸を掴まれた。普段テレビでよく目にしていた明るいポップスとは違うシンプルなギターメインの楽曲が10年くらいしか生きていない私にとっては新鮮だったのだ。そこからそのバンドが影響を受けたバンドなどを遡ってロキノン*5なんて言葉を知り、ゆらゆら帝国やらNUMBER GIRLやらテレビを見ているだけでは知れなかった音楽を聴き始めた。MySpace*6で地方のライブバンドなんかも探して聞いていた。この時点で中学1年生。そりゃ友達もいないはずである。私はそんな感じでライトな「サブカル」に足を踏み入れた。

 

2016年春:ゆっきゅんとの出逢い

ゆっきゅんのことを知ったのはおそらく2016年の春くらいの頃だったと思う。ゆっきゅんが自主制作のZINE「夢じゃない」を販売していた頃で、男の子が男の子のまま可愛い洋服に身を包む姿が私にとっては衝撃的だった。

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それまで私は女の子らしいものが好きな男の子は、見た目を女の子に寄せるものだと思っていたのだ。髪を伸ばしたり、目を大きくぱっちり見せるためにカラコンを入れたり、「女の子らしいものが好きで、女の子になりたい」という考えを持っている人たちばかりだと思っていた。ジェンダーレス男子と言われるようなタレントもいたけど、ゆっきゅんはそのひとたちともまた雰囲気が違っていた。このZINEの最後のページに書かれていた文章を一部引用する。

誰がなんと言おうとぼくは男性です。可愛いものが大好きで美しいものに憧れる男の子、この存在に一切の矛盾はない。

私は小さな頃から「女の子らしいもの」への反発心を内面化しすぎていたため、女の子らしいものが好きじゃないということは私は男の子になりたいのか?と一瞬くらい悩んだこともなくはなかった。でも私がスカートを履きたくなかったのもピンクのものを持ちたくなかったのもジャニーズを見たくなかったのも、それ自体が嫌いと言うよりも、それを選び取る自分が祖母(社会)の押し付ける「女の子らしさ」に屈服するようで、それが嫌だったのだ。

そしてこの無駄で頑固な反発心は大人になればなるほど私の生活の邪魔をしてきた。メイクやファッションに興味を持っても素直に実践できなかったし、そもそも可愛くなりたいと思うことに対しての恥ずかしさが消えなかった。

女の子らしいものに反発したくても私は女性だし、背は低くて体型も女性的だし、可愛いと思ったスカートだってワンピースだって着たい。着ればいいって分かっているけど、ずっと自分に刷り込んできたものを変えるのはなかなか難しかった。そんな風にモヤモヤしているときに、ちょうど「夢じゃない」を見たのだった。

このZINEの中でゆっきゅんはゆっきゅんのままウェディングドレスや振袖やロリータ服を軽やかに着こなしていた。一般的に女の子が着るとされている服装以外にも「甘酸っぱい思い出の中のいつかの男子高校生」「魅惑の美少年」をコンセプトにした写真もある。性別なんて関係なくて、とにかくゆっきゅんの夢を実現させた内容だ。私はそれを見て、自分が惹かれるものを素直に受け入れずに「女の子らしいもの・女の子が好きそうなもの」をとにかく忌避してきた自分がいかに頑固で無意味な呪いを自分に掛けてきたのかを悟ったのである。

私が好んで選び取るものは私が女の子だからそうするのではなく、ただ私が好きだと思うからそうするのだ。ゆっきゅんが男性のまま可愛いものが大好きで美しいものに憧れるように。そんな当たり前のことに気付いて、やっと自分で自分のことを解放させられるようになったきっかけのひとつがゆっきゅんという存在を知ったことだった。

 

2016年冬:関ジャニ∞にハマる

このとき私は居酒屋のバイトを始めて、深夜に帰宅することが多くなっていた。慣れない作業に疲弊し、食器洗いで乾燥した手に冬の空気はとても冷たい。一人暮らしの家に帰ってきて、なんとなくテレビをつけると見たことあるタレントたちがゲラゲラ笑いながら床を転がっていた。関ジャニ∞だった。

いつものようにチャンネルを変える癖が出そうになるも、私はとても疲れていたし、テレビの中で笑い転げる彼らがとにかく楽しそうだったからそのまま見ることにした。それは「ジャニーズたるものどんな時もイケメンのはず!スポーツ中のワンショットでイケメン度を競う!」という企画*7だった。激しく動くスポーツの最中にキメキメのイケメン写真ばかりが撮れるはずもなく、表情や髪型が崩れている写真に対して彼らは「初老や!」「カッパや!」「手がきしょい!」と容赦なく大喜利のようにツッコミを浴びせていく。

気付けば私もゲラゲラ笑っていて、毎週バイト終わりにこの番組を見るようになり、時間が合わない時は録画までするようになった。他のコーナーも全部が面白かった。というか関ジャニ∞が面白かった。それでもやっぱり今まで食わず嫌いしていたコンテンツに対して急に掌返しできるはずもなく、「まさか自分がジャニーズ好きになるなんて…」と受け入れられない期間が長くあった。そんなある日Twitterに転載されていた関ジャニ∞の過去のライブ映像を見てしまい、そのあまりの熱量に衝撃を受けた。断片的に流れる歌詞から楽曲を調べて、その楽曲が収録されているライブDVD*8を購入した。ちょうどそのライブはバンドセットから始まるもので、元々バンド音楽が好きだった私でも親近感を持ちやすいものだったのだと思う。全身真っ赤の衣装に身を包んで真っ赤なマイクコードを握りしめて歌う渋谷すばるさんを見たときに「あ〜〜〜〜こりゃ好きになるわ」と思った。お手上げだった。

「まさか自分がジャニーズを好きになるなんて…」と思う気持ちはずっとあったけど、それでも彼らの過去の作品や番組について調べたり、メンバーの関係性について思いを馳せたり、リアルタイムで更新されていく姿を見たりすることが本当に楽しかった。どんな偏屈な私の考えもシンプルに面白さの前ではどうしようもなかった。

関ジャニ∞を好きになってから、自分が今まで持っていた偏見がいかにつまらなく、自分の見える世界を狭めてしまっていたかということをより一層強く感じるようになった。中学生の頃から中途半端なサブカルに足を踏み入れていた私にとっては関ジャニ∞の「やる気あります!這いつくばります!前向き!前向き!」みたいな姿勢は新鮮だった。これは偏見かもしれないがサブカルは大抵やる気を見せないとか前のめりじゃない斜に構えた姿勢が良しとされるところで、ガツガツしてやる気を全面に出す人たちをあまり見たことがなかった。ただ自分が大人になると涼しい顔をしているだけではどうにもならい場面があるということも分かってきて、そういう場面でダサくても泥臭く踏ん張ることができる人はものすごくかっこいいのだとを関ジャニ∞を見ていて学んだ。私が偏見を持ちずっと嫌っていた「ジャニーズ」はとても面白くてかっこよかったのだ。

 

2018年春:渋谷すばる脱退発表

そもそもがジャニオタではないので、関ジャニ∞が好き!と自覚したところで、すぐにFC入会して現場に備えるという行動を取れるはずもなく、私は2017年夏のドームツアーの参加を見送っていた。「ジャニーズのコンサートって女の子たちがたくさん来て、うちわとか持つんでしょ?ていうか何でうちわ持つんだろ??なんかこわいな???見たいけど、まだ私には早い気がするし、次の機会で見れたらいいな!」なんて思ってチケットを応募することすらしなかった。結果的にそのツアーが脱退前7人での最後のツアーになるなんて知らずに。

なにかしらのオタクをしている人なら「推しは推せるうちに推せ」なんて言葉は馴染み深いと思うけれど、当時の私はその言葉の意味をこの時はじめて知った。2019年のツアーを6人で完走したあと錦戸くんも脱退を発表して、関ジャニ∞は5人になった。渋谷さんも錦戸くんも個人活動を続けているとは言え、「次の機会で見れたらいいな!」なんて先延ばしにして良いことなんてないのだと身に染みて分かった。

 

2023年5月:そして今

私は関西ジャニーズJr. Aぇ! group 福本大晴くんのオタクをしている。きっかけはいろいろあるのだけど、軽い気持ちで「僕らAぇ! groupって言いますねん」関西凱旋公演*9を見に行ったことが大きかったと思う。舞台を見たあと、Aぇ! groupがどんなアイドルになっていくのかを見るのは楽しそうだなと素直に思ったのだ。

この舞台は関ジャニ∞横山くんのプロデュースで、Aぇ! groupのメンバーは本人役として登場する。コメディをベースにダンスやミュージカルやバンドなどを織り交ぜてメンバー6人の個性を披露していくような内容だった。横山くんはそもそもAぇ! groupのメンバー選出や命名にも深く関わっていて、Aぇのメンバーカラーと担当楽器が関ジャニ∞とほぼ同じだと気付いたときは卒倒しそうになった。

私は渋谷さんが脱退してきっぱり降りた!というわけではなかったものの、次第に関ジャニ∞を追う時間は減っていた。そんな中で新しく気になるアイドルが出来てしまい、しかもそれが完全に関ジャニ∞の流れを汲む後輩グループだったことで、自分はジェネリック的消費*10をしているのではないか…?という罪の意識がないわけではなかったどころかバリバリあった。

ただ、私はもう知っているのです。「まだ私には早い気がする…次の機会で見れたらいいな!」なんて思っていると次の機会なんて来ないのです。そう、恋は負け認めなきゃ勝てないのです。

好きかも?と思ったらそれはもう好きなんです。すでに負けているのです。好きになりたくない!とジタバタするのもそれはそれで楽しいけど、早く認めて次の行動に移した方が絶対にいい。その方が楽しいことがたくさん待っている。まあ世の中には絶対に好きにならない方がいいものもたくさんあるでしょう。そこは自己判断でお願いしたいけど、チケットは申し込まなければ手に入らないし、なんなら申し込んでも手に入らないのだから。

アイドルのことを一方的に好きでいるだけのことに勝つも負けるもないけど、何事においても自分の「好き」という気持ちには素直になった方が良いんじゃないかな?と私は思う。もしかして世の中の人たちは私のようにクソ頑固ではなくて、それを当たり前に出来ているのかもしれないけれど、私は長年それができなくて無意味に苦しんでいた。

それを少しずつ解放できるようになったのはゆっきゅんという存在を知り、関ジャニ∞を通して今まで苦手だったコンテンツのことを好きになって自分の価値観が覆る経験をしたからだ。今の私はスカートだってワンピースだって好きな服を着れるし、ピンクのものだって手に取ることができる。自分の好きなようにメイクをすることにだって抵抗がない。もちろんゆらゆら帝国NUMBER GIRLも好き。好きなものを素直に好きだと思える状態ってすごく心地が良い。

ジャニオタになってしまったことで、それまでジャニーズの話を特にしていなかった友人(元々ジャニオタだったり私と同様に最近好きになったり)と共通の話題ができたことも嬉しい副産物だった。ジャニオタのアカウントじゃない方の趣味のアカウントで10年くらい相互だったフォロワーがいつのまにか正門担になっていてソロコン*11の時に初めて会うことになったのも、関ジャニ∞のオタ垢で相互だった人とAぇのオタ垢で知らぬ間に相互になっていたのも面白かった。

ジャニオタ、特にジュニア担はなにかと「愛の地獄だな〜〜〜〜〜*12」と思うことも本当に本当に多いのだけれど、Aぇ! groupはどんどん大きくなって多くの人に愛される姿を見せてくれるので、楽しく追わせてもらっている。早めに負け認めて現場に行って良かったなと思う。

 

最後に

話がまとまらなくなってしまったが、自分で自分に掛けていた無意味な呪いを解く勇気をくれたゆっきゅんとジャニーズが交わると知って、自分の人生を振り返ってしまったというブログでした。

ちなみに「恋は負け認めなきゃ勝てない」が収録されているシングルの表題曲は「しあわせの花」で、こちらは私が応援しているAぇ! group 福本大晴くんの初出演連続ドラマ「ゲキカラドウ2*13」の主題歌である。こじつけだけど、これもなにかの縁だね?6月7日発売、とても楽しみ!ゆっきゅん、作曲の高橋諒さん、そしてジャニーズWESTさん、名曲をありがとう…

しあわせの花|ジャニーズWEST|Johnny's Entertainment Record

↑恋負けも少しだけ試聴できます。当たり前だけど別にドルオタの心情を歌った曲ではない。

 

 

*1:ゆっきゅんのPodcast番組「なんかドリンクバー5時間目」

open.spotify.com

*2:TBSラジオPodcast番組。作家の柚木麻子、振付師の竹中夏海、DIVAのゆっきゅんがY2Kカルチャーを語っている。5/19更新回、好きなものを好きだと言おうという話をしていて、めちゃくちゃ良かったのでリンクを貼ります。

open.spotify.com

*3:リア突WEST(ABCテレビ)、DEEPな店の常連さんに密着 イキスギさんについてった(TBSテレビ) どちらもジャニーズWESTのレギュラーバラエティ番組

*4:

youtu.be

*5:雑誌ROCKIN'ON JAPANに掲載されていたり、ロッキングオンが主催するフェス等に出演しているバンドのこと。おそらく死語。

*6:デモ音源などを公開できるSNS。全世界にユーザーがたくさんいたが、数年前に12年分のデータが吹っ飛んだというニュースを見た。今も生きているのかはよく知らない。

*7:関ジャニ∞クロニクル(フジテレビ、2015年〜2022年放送)の中のイケメンカメラ目線。本来は土曜昼の放送だが、私の住む地域では金曜深夜に再放送していた。

*8:JUKE BOX(2014)

*9:2019年。4月に東京グローブ座で行った公演を8〜9月に関西4都市で再演した。再演かつ会場が僻地ということもあってか比較的チケットが取りやすかったのです。

*10:元々好きだったものの代替品として消費すること

*11:2022年春の松竹座公演。正門良規 Solo Live SHOW with 関西ジャニーズJr.

*12:Aぇ! groupのオリジナル楽曲「Firebird」の歌詞

*13:テレビ東京で毎週木曜24:30から放送中。ジャニーズWEST 桐山照史くん主演。

【ネタバレ】ガチネバ感想メモ

www.greshow-stage.com

 

THE GREATEST SHOW-NEN 舞台『ガチでネバーエンディングなストーリぃ!』見に行ってきたのでざっくりした感想メモを。個人的に2022年の現場納めだったのだけど、とても良かったので良い1年の締め括りになったなあ、としみじみ思った。2022年も楽しみをたくさんありがとうございました。

 

タイトルにもありますが、本文中では予告なくがっつり内容に触れるネタバレしますのでご注意ください。 

 

 

 

 

 

エンディングを迎えてもまだ冒険したい!と駄々こねる勇者(ゆうや・末澤くん)がアビリティ「みんなでうたう」を使って強制的にみんなを集合させる場面の楽曲(たぶん劇中2曲目なので楽曲②とします)の中でパンデミックのことが出てくる。それでも僕らは希望の光、どこまでだっていける、ネバーエンディングで冒険を続けよう、というような歌詞が続くから、現実世界のAぇ! groupの姿と重なって仕方なかった。

グレショーという番組自体、本当はABCホールにお客さん入れて舞台上演してそれを放送する予定だったはずが、コロナで客入れ出来なくなり、別室でモニター越しに観覧とか特殊な対応せざるを得なくなっていたし(今はお客さん入れてるかも)そもそも演劇業界に限らずエンタメ業界全体がコロナ初期の頃は「不要不急」の扱いで、その業界で働く人からすると様々な思いがあったんだろうなあと思うし。

そんな中で舞台をほぼそのまま放送するグレショーという番組が存在すること、その番組の中心に自分の応援するアイドル(Aぇ! group)がいることの感動がこの楽曲で一気にきた。めちゃ良い曲。

 

この楽曲の前にハイライト的に今までの冒険を振り返るパートがあって、その中で勇ましいドラゴンの背中に乗って空を飛んだことを振り返る場面がある。見た目の割に速度がゆっくりで、「もっと早く行けー!」と命令したらドラゴンは「ウォーー!」と勇ましく返事するものの速度は変わらず、もうあんまり言わないであげよう……みたいなコメディ要素の強い場面。

楽曲②の中には「あのドラゴンの悲しみも分かる」みたいな歌詞があって、もっと速く飛びたいのに出来ないとか、見た目は出来そうなのに出来ないから周りから見た目の割にねえ……て言われちゃうとか、そういうもどかしくて嫌な経験って誰もがしたことあるだろうし、私もしたことあるから胸がうっとなった。劇中の振り返りの場面ではそんなこと思わず笑っていたのに、歌になって急に胸を打たれた。

よくよく考えればたくさんの期待を受けるアイドルはその分だけ私なんかよりもずっとそういう経験があるはずで、常に大きいプレッシャーを感じながら仕事をしているのだと思う。そんな中でもいつも前を向いて努力する姿勢に私は元気をもらっていて、それはグレショーという番組を見続けて特に感じていたことだった。

他のお仕事はもちろん、年下組は学校の授業や課題もあった中で劇団とコラボして月イチの舞台を作り続ける番組を2年以上続けてきた。演技経験があるメンバーばかりじゃないし、演技経験があるメンバーだって演出家の指導に真摯に向き合って試行錯誤している姿をたくさん見せてもらった。年上組はグレショーとは違う出演舞台の稽古が同時並行的に進行していることもあったし、一人だけ稽古に参加できないとかリモートで稽古なんてこともあった。

今までたくさんの舞台をやって経験を積んできて、今こうやって全国4箇所の劇場で舞台を上演できるようになって、Aぇ! group本当にすごいなあ……という走馬灯でも見たか???という感情に歌詞のワンフレーズでなってしまって、しかもそれがさっきまで笑っていたドラゴンに重なるなんて思ってもみなかったから情緒が雪崩起こした。面白いのに泣けてしまうコメディってこういう不意を突いてくる。


アビリティは「みんなでうたう」以外にもたくさんあって、劇中では触れないものでも、「幡多弁」「ハマチ師匠」とかグレショーを見てる人ならあれか!となる楽しい仕掛けが用意されていた。それこそまさにAぇ! groupがたくさんの舞台を通して経験してきたものだな〜〜と、劇中の6人と現実のAぇ! groupを重ねてしまう。私が気付けていないだけで恐らく過去の舞台すべての要素は何かしら盛り込まれていると思われるので、ここあれだったよね?!みたいな箇所があればぜひ教えてください。個人的にはリチャくんのウサギたまらなかった。恋愛レボリューション21*1みんなで踊ってたよね?!?かわいかったね?!?

 

私はなにかのイベントで着ぐるみが来てたらテンション上がるくらいには着ぐるみが好きなんですが、まさか好きなアイドルたちの顔出し着ぐるみ姿が見れるなんて思ってもいなかった!!!!!*2予想外の嬉しさと面白さで意味が分からなかった。本当にかわいくて、かわいくて。着ぐるみだから身振り手振りが大きくぎこちない感じになるの、かわいい。

 

この着ぐるみの姿で佐野くん作詞作曲の新曲「ストーリぃ!」を披露するんだけど、これは就活の最終面接に落ちたら社会に居場所がないようで怖い!と怖気付くゆうや(末澤くん)を励ますためにオースター(佐野くん)が作ったという曲。「そこにある小さな幸せを探して生きていくもんだろう  さあ次の冒険を始めよう」という歌詞から始まり、冒険を続けていたら意外なところに輝ける場所があるかもよ、次の冒険を始めよう、みたいなメッセージの曲。就活がんばって!の応援ソングではなく、これからも続く人生を広い視野で応援してくれるような曲だなあと感じて私はめちゃくちゃ心に刺さった。曲調もネガティブさを包むようなやさしい明るさの曲。

ただこのめっちゃ良い曲を着ぐるみ姿で披露してるから、もう、泣いていいんだか笑うところなんだか、わけがわからなくて。途中で手を左右に振る振付のようなところがあるんだけど、みんな着ぐるみだから可動域が人間の姿の時より狭くてちょっとぎこちなくてかわいくて、でも楽曲はめちゃ良くて泣きそうになって、私はひとりで大混乱していた。めちゃくちゃ良い曲だからまたいつかコンサートでやってくれるだろうなと期待している。もちろん人間の姿で。

 

 
一番最後の楽曲*3はゆるめのラップ調の歌詞でしっとりした感じの曲だったんだけど、このときに6人が基本的に客席じゃなくてメンバーの方を見てみんなでアイコンタクトとか取りながら歌っているのが私はすごく好きだった。6人の一体感というか、この6人でひとつのグループなんだな〜ということが伝わってくる良い雰囲気だった。記憶が曖昧だけどメンバーをメンカラの照明で照らして、それが繋がって空に向かっていって星になるみたいな映像の演出があったはず。こんな夢と期待が詰まった演出泣いてしまうわ。グレショーなにかとメンカラを意識した衣装や演出が多くて、一人一人の個性を大切にしてくれているようで嬉しい気持ちになる。

 

感想のまとめ

たくさん笑ったし今までのグレショーの演目の要素も散りばめられていて楽しい。愛をたくさん感じた。面白くて楽しいのに、ゲーム上で共に冒険した6人が現実のAぇ! groupとリンクするところがあって途中から泣けてきて仕方なかった。12/21のヤンタンでこじまさやが福井くんが泣いてくれたということを言っていたから私もそちらに引っ張られて見てしまったのかもしれない。冒険を続けよう、というメッセージは「Aぇ! groupとしての冒険」とも「わたしたち一人一人の人生」とも捉えられる。悲しいわけじゃなくて、面白くて楽しいけど、だからこそ何故か泣けてしまうエンタメがわたしは大好き。

 

先日東京公演が終了し、残すは広島2公演と愛知3公演。無事に舞台が完走すること、そしてAぇ! groupストーリーがガチでネバーエンディングであることを心より願っています。

 

↓写真も多く、インタビュー全文掲載CLASSY.の記事

classy-online.jp

 

その他の細かい感想

・末澤くんの歌が普段のコンサートとは違うミュージカル用の歌い方で痺れた。力強く伸びる声に引き込まれた。ラップもかっこよかった。すごい。

・劇中で歌って踊るところの大晴くんがとてもきらきらしていて、やっぱり歌って踊っているところが好きだなー!と再認識した。 アイロンの着ぐるみの中にいるときも表情も顔もずっと可愛かった。ジャイロ(大晴くん)はちょっとかっこつけたポーズとか姿勢が多くて、ギャンブラーだからカッコつけたがりなのかなとか考えてた。

・アビリティ「鉄の心」のアレックス(正門くん)のどっしり構えてる感、さすがとしか言えなかった。ソロコンのMCを思い出した。

・「ストーリぃ!」の歌い出しは佐野くんでほとんどアカペラみたいな感じなんだけど、嘘みたいに歌が上手くてちょっと笑ってしまった。まだ二十歳なのに「そこにある小さな幸せを探して生きていくもんだろう」のフレーズが出てくるのすごいなあ。

・ルンダ(リチャくん)の日替わり必殺技のところ、みんながアドリブ?無茶振り?で散らかしていくのを頑張って回収しようとしてキレまくっていたのが面白かった。一度場が収まりそうになったところでゆうや(末澤くん)がまたふざけたこと言ってルンダがゆうやを追い回すところがあったんだけど、これがリチャ末か……と思いました。

 

*1:この曲発売当時佐野くんまだ生まれてないらしい

youtu.be

*2:思い切りネタバレというか説明をすると、ゲームのプレーヤーである勇者(ゆうや・末澤くん)が寝落ちしてしまったからゲーム内ノンプレイヤーキャラクターの5人が起こそうとした結果、ゆうやの部屋の家電に乗り移って現実世界にやってくることになり、5人はそれぞれ乗り移った家電の着ぐるみ姿になっている。アレックス(正門くん)はAIスピーカー、ルンダ(リチャくん)はロボット掃除機、スタッド(小島くん)はスタンドライト、ジャイロ(大晴くん)はアイロン、オースター(佐野くん)はポップアップトースター。

*3:一応補足すると本文で触れてない楽曲もあと2~3曲あります

関ジュ 大名行列メモ

大阪城夢祭 関ジュ「大名行列パレード」を観覧させて頂きましたので当日の個人的なメモ。

 

大阪城天守閣復興90周年記念事業について

大阪市:大阪城天守閣復興90周年~市民とともに歩んだ90年~記念事業を始めます (…>イベント>イベントのお知らせ)

この90周年事業の中に「大阪城夢祭」があり、その夢祭の中のイベントとして村上さんと関ジュが出演する「大名行列パレード」「大阪城の謎に迫る歴史トークショー」「関西ジャニーズJr. DREAM LIVE 2022」が開催。10/15のオープニングセレモニーにも村上さん、リチャくん、小島くん、大晴くんがサプライズ登場。オープニングセレモニーに出演されていた松平健さんからコジケンサンバが公認を受けるというハッピーなニュースがあった。夢祭をPRする動画もある。

www.youtube.com

 

今回私が参加した大名行列は事前申込の当選者のみ観覧可能。FC会員限定ではなく、一般もFC会員も関係なく大阪市のサイトから申込みで料金は無料。

 

写真たくさんで見応えあったエルマガの記事

www.lmaga.jp

 

以下、私の個人的なメモ。時間は大体です。 

6:20 起床

大名行列の朝は早い。


7:30 ホテル出発

新幹線で帰る予定なので新大阪に寄って荷物預けてから大阪城へ向かう。大阪に住む友人に青屋門(指定の受付場所)は大阪城北詰駅が近いかな?と教えてもらい、その通りに向かうがオタクが誰一人としていなくて不安になる。ウォーキングする人とそれを迎えるスタッフさんの爽やかな笑顔に囲まれながら青屋門を目指す。

 

8:30 受付へ向かう行列に合流

お堀に沿って草をかき分けて進んだ。

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8:40 受付

ブロックごと受付場所があり、検温→チケット提示→本人確認書類の確認→半券返却・リストバンド配布。リストバンドはロゴ等は特にない濃いグレーのよくある特殊な紙のやつ。ちなみに受付時間は8:30〜9:15で遅れた場合は見れないとのこと。受付後はブロックごと待機。先着順。立ちっぱなしでつらいけど寒くないし晴れてよかったなと思う。


9:45 移動

ブロック名のプラカードを掲げたスタッフさんの誘導で移動。橋を渡るところでリストバンドの確認するので手を掲げてフェス(?)みたいな感じで入場。私のいるブロックは天守閣前の広場へ向かうらしく、みんな走らず微妙な早歩きをキープして進む。坂と石段が続き、普通にしんどい。


10:00 観覧場所到着

アリーナの通路横みたいな柵がずっとあって、そこに並ぶ。先着順なので観覧エリア入る前に走る人もいて、なんかこういうの久しぶりに見た!!!という気持ちになってしまった。安全上は良くないですね。

 

10:29 関ジャニ∞公式Instagramライブ配信

https://www.instagram.com/tv/CkCb2Z7BqaR/?igshid=YmMyMTA2M2Y=

アーカイブ10/24の23:59まで見れるよ!!画質が悪すぎて電波も江戸なの?て言われてる。

 

10:30 大名行列スタート予定時刻

大名行列にあたっての注意事項のアナウンスがあり、司会のブラマヨさん、大阪市の松井市長が登場。まもなく大手門から大名行列がスタートするとのこと。

 

10:45 なんか太鼓の音がする気がする

 

11:00 大名行列が来ました!!!

太鼓を持って踊り歩くお兄さん方(ジュニアではなく外部の方)を先頭に大名行列がやってきた。私は気付かなかったんだけど、Twitterのレポ*1を見ると法螺貝の音を爆音で流してるスピーカーを運ぶお兄さんもいたらしい。エリアごとに村上大名と代表のJr.が挨拶して、そのあと大名行列の皆様が村上大名を筆頭に2列くらいで歩いて来てくれるんだけど、普通に地面を歩いているから人に埋もれて、本当に近くを通るまで誰がどこにいるとかまったく分からない。旗*2だけは遠くからも見えるから、来てるぞ……!!というのは分かる。この旗は元々居場所を伝えるためのものだそうで、正しい使われ方がされている。無所の子たちがその旗持ち役で、ユニットの子たちはイメージ的には歌舞伎のお練りみたいな感じで歩いていた。ファンサもあります。ただ近くに来ても前の人とうちわで埋もれるから、3列目以降の人(自分)は隙間から何とか覗けるか〜〜?無理か〜〜???という感じだったんだけど、その隙間から急にかっこいい顔や可愛い顔が登場するからびっくりする。そしてエ!カワイイ!と思った時にはもう通り過ぎている。*3

コンサートや舞台ではどれだけ席が近かろうと板の上と客席という線引きがあるけれど、今回はいつも物理的に見上げる存在の人々が同じ地面の上を歩いている。それを見ているのはなんだか不思議な感覚でした。私はあまり経験ないけど客降りもこんな感覚なのかな。

 

11:15? 大名行列セレモニーがスタート

https://www.oricon.co.jp/news/2254047/full/

セレモニーはブラマヨのお二人が司会で、松井市長も登壇。大名行列観覧ブロック内でそのまま見れるけど、セレモニー観覧用に見やすくブロックが分かれている訳じゃないのですごく木が邪魔だった。モニターがあるので様子はちゃんと分かる。規模がでかすぎる村マヨ*4の公開収録に来ているかのようだった。村上さんとブラマヨさんがいると安心感がすごい。なんの不安もない。村上さんが真弓くんのことを「東西合わせてJr.の中で唯一!俺を憧れの先輩に挙げてくれてる!」と紹介していてブラマヨのお二人に「唯一って強調するとこちゃうやろ」とツッコまれていた。村上くんに直してほしいところない?どこが好きなの?と聞かれた真弓くんは、バラエティの神様でステージとのギャップがかっこよくて!みたいなことを話していて、バラエティが先にきてもうてるやん、本業はステージの方やで!みたいなやりとりもかわいかった。

大阪城復興が始まった1931年は実はジャニーさんの生まれた年であり、今回大名行列が行われた10月23日はジャニーさんのお誕生日。村上さんがジャニーさんと初めて会ったのも大阪城ホールのオーディション(V6のコンサート)のときだったそうで、そのことを感慨深そうに話していた。関ジュ11年組も山Pの城ホのコンサートがオーディションだったし*5大阪という街の歴史や文化や経済の中心にあるのが大阪城なんだな〜という当たり前のことをしみじみと感じた。

実は天気予報だと降水確率40〜50%だったのだけど当日は快晴で、これもジャニーさんのおかげかなあ、みたいなことも村上くんが言っていた気がするけどもしかしたら記憶捏造してるかも。ごめんなさい。ジャニーさんありがとう。

松井市長がいるので大阪城復興だけではなく万博やIRの話もすこし出て、当たり前だけどジャニーズのイベントではなく大阪市のイベントだ〜!と実感する。セレモニー終了後、取材用にこのカメラに目線ください〜!映像用なので手を振ったり動き付けてください〜!みたいな撮影をしているところも見れた。

 

11:40 村上さんとAぇが天守閣に登場

メインステージでセレモニーと取材が終わった後、村上さんとAぇのみ天守閣の展望台での撮影があるらしい。天守閣にいる自担を見上げる機会なんて今後の人生で一回もないと思うし、まずそんなことがあるなんて想像もしてなかった。なにが起きているんですか?????*6 防振持っていて良かった。衣装も相まって天下獲った感がすごかった。オタクの人ってよく自担や推しについて「あれは一国の王様」「天下獲った」とか言うじゃないですか。その風景が比喩や誇大表現じゃなく目の前にあった。そんなことあるのかよ。*7 あと防振で城を見る機会もなかなかないので、装飾を細部まで観察できたのも面白かったです。虎の顔もよく見えた。

天守閣の虎

 

11:50 解散

おつかれさまでした!ありがとうございました!

 

感想

村上さんの甲冑はじめ衣装がかっこよかったし、旗指物を持つJr.がいるのが私はとても良いなと思った。人数的には自由に動いている人が多いけど、旗持って持ち場をまっすぐ歩いている人がいると大名行列感が強くないですか??かっこよかった!

見るエリアによって代表で挨拶するJr.も違うし、大名行列を観覧したと言っても違うエリアで行われていることはまったく分からず、大晴くんが切腹ギャグをしたら法螺貝が鳴って煙(スモーク)が出たという情報をTwitterで知った。江戸時代にTwitterはないけど、江戸時代の人々もやっぱりあの藩は豪華だとか男前がいただとか噂話(レポ)をしていたんだろうなと思った。

ジャニヲタが見たらジャニーズトンチキイベントなんだろうけど、実際に足を運んでみると市長も登場して、大阪城復興90周年を祝う大阪市の大規模イベントの中の一部だなという印象が強い。それは最初からそうなんだけど、やっぱり大名行列ってなに?!?!とはなるし、終わった今も大名行列って何だったんだろ……となっています。*8

*1:大名行列のレポとは

*2:正確には旗だけではなく、まとめて旗指物というらしい

*3:メモ:あちゅしの顔がとにかくかわいい。とあちゃん笑うと目がビリケンさんみたいになるのかわいい。正門くんが小指で投げちゅーしていた。末澤くんがまっしろくて金髪が輝いていた。大晴くんは反対側を歩いていたのでほぼ見えなかった。正門くん昨日まで東京で主演舞台でゴッホを演じ、今日は朝から軽やかにファンサに応え、本当にすごいね……

*4:村上マヨネーズのツッコませて頂きます!(関西テレビ

*5:他の期の子たちもそうかもしれないけど把握してなくてすみません……

*6:最初からずっとこれ

*7:決して自担やAぇが天下獲ったと言いたいわけじゃないです天下獲ってないし。天下獲ってるのは村上さん。

*8:翌日のおは朝で大晴くんもこの企画ぶっ飛んでますよね?!と話していた